1. 笑顔を飾るフォトフレームづくり



笑顔を飾るフォトフレームづくり

手づくりの贈り物は、誰にとっても特別な思いが込められたもの。

相手を思いながらつくった時間。つくっているときのワクワクした気持ちも、革の優しい風合いと一緒に贈ることができたなら。

レザークラフトの経験がなくても、まずは手を動かすことから始めてみませんか。



「両親に贈りたくて。どんな顔をするのか楽しみです」

レザークラフト初心者の、土屋鞄スタッフ・松元。「子どもの写真を飾れるものをつくって、両親にプレゼントをしたい」という彼女が、持ち歩きもできる手のひらサイズのフォトフレームづくりに挑戦します。つくり方をレクチャーするのは、普段から革や木材など、いろいろな自然の素材でものづくりを楽しんでいる職人・浅井。革を用意したら、道具は家庭にあるもので楽しめます。「レザークラフトキット ツールBOX」をご購入の方は、そちらの道具でより本格的に。

革のフォトフレームの
つくり方

用意するもの

お好みの革
10.0×28.0cm:A4サイズのほぼ半分
(革はホームセンターや専門店で好きな色や質感のものを選び、購入を。厚さは1.5~2.0mmの硬過ぎず、柔らか過ぎない牛革が向いています)


家庭用の手縫い糸・・・50cm
透明なビニールのテーブルクロス(6.0×10.0cm)
目打ち
カッター
作業用のカッターマット
両面テープ(3mm幅)
はさみ
定規
マスキングテープ
金槌

※撮影では革用の手縫い針、手縫い糸(ロウ引きナイロン糸・太さ0.55mm)を使用。
※家庭用の手縫い糸を使用する場合は、二本取りで縫います。

型紙はこちらからダウンロード
※A4サイズが等倍です。
※原寸で印刷する場合は、印刷設定のページ処理で「ページの拡大/縮小」設定を「なし」にしてください。
※ダウンロードできる型紙は写真の型紙とは少し異なりますが、同じようにつくっていただけます。


1.下準備

[1]
型紙①②③を切り抜いていきます。
型紙①はグレーの四角い枠を2箇所切り抜き、外側もカットしていきましょう。切るときは、定規を当ててカッターを引き、直線に沿ってカットしてください。②も①と同じように、③と書かれた窓枠を切り抜きます。③は[5]で、ビニールのテーブルクロスをカットするための型紙になるので、きれいに切り抜きましょう。
※カッターで傷が付かないように、製作中はカッターマットを敷いてください。


[2]
型紙①を革の表にマスキングテープで留めます。テープは上と下の長い辺に貼り、しっかりと固定しましょう。
[3]
カッターで、外側ではなく内側の窓枠の部分から切り抜いていきましょう。内側から切り抜くことで型紙と革がずれにくくなり、作業がスムーズに進みます。


[4]
切り終えたら、写真のように革から抜き取ります。
[5]
ビニールのテーブルクロスを、型紙③の大きさに切っていきます。型紙③を上に乗せ、マスキングテープで貼り付けます。


[6]
型紙に沿って直線部分に定規を当て、カッターで2枚カットしましょう。
[7]
切り抜いたビニールクロスの4辺に、両面テープを貼っていきます。
[8]
両面テープを剥がし、[4]で切り抜いた革の裏面に貼っていきます。型紙②を革の裏面にマスキングテープで留め、型紙の枠に合うようにビニールクロスを貼り付けます。


[9]
型紙②の上下に2箇所、「切り込み」と記された箇所があります。ここに目打ちで筋を入れて、目印にしておきます。


[10]
[9]と同じように、型紙②の右端も、型紙に沿って目打ちで筋を付けていきます。直線部分は定規を当てて筋を付けましょう。


[11]
[10]で目印を付け終えたら型紙を外し、上下に両面テープを貼っていきます。[9]で目印を入れた箇所まで、端から隙間なく貼っていきましょう。


[12]
両面テープを剥がし、内側へ折り曲げます。[10]で筋を付けた箇所に合わせて折り曲げていきましょう。


[13]
重さのある分厚い本などを折り目に当て、しっかりと折り曲げます。


[14]
もう一方も、同じようにつくりましょう。

[15]
革に手縫い用の針穴を開けていきます。折り曲げた革の上から、マスキングテープで型紙①を貼り付けます。型紙に書かれている黒点の箇所に合わせて、目打ちで穴を開けていきましょう。

〈きれいに仕上げるコツ〉
目打ちは革に対して垂直に当て、裏表にしっかりと穴が空くように金槌で上から打ち付けましょう。穴が垂直に空くと、縫い目がきれいに仕上がります。



上下左右も同じように縫い穴を開けた状態がこちらです。


2.革を縫う

[1]
革を縫っていきましょう。針に糸を通し、糸留めはせずに縫い穴に糸を通します。その際、革に残した方の糸は5cmほど残します。


[2]
5cmほど残した糸を指で抑えながら、窓のある表面(※写真では下側)から針を通し、コバ(革の断面)を外から巻くようにして裏面から表面へ2度かがり縫いをします。


[3]
二重にかがり縫いをしたら、裏面から出た針をそのまま裏面の右隣の穴へ通します。表面から出た針をそのまま表面の右隣の穴へ通し、並縫いをしていきましょう。


[4]
右端まで並縫いをします。
[5]
右端まで来たら表面から裏面へ針を通し、[2]と同じように、コバを巻くようにして二重にかがり縫いをしましょう。


[6]
二重のかがり縫いを終えたら、写真のように、裏面から出た針を裏面の左隣りの穴に戻して通します。[4]と同じように、縫い始めの針穴まで戻りながら並縫いをしましょう。


[7]
最初の縫い穴まで戻ったら、初めにかがり縫いをした二重の糸の下に針をくぐらせ糸をキュッと引っ張り、はさみで余分な糸を切ります。そうすることで、かがり縫いの中に結び目ができ、きれいに仕上がります。

〈革用の手縫い糸(ナイロン糸など化学繊維の糸)で縫った場合〉
糸を切った後、ライターでその部分をあぶって糸処理をします。糸が縮まることで、よりしっかりと玉留めをすることができます。


[8]
残りの3辺も、同じように縫っていきます。

〈きれいに仕上げるコツ〉
残りの3辺も、同じように縫っていきます。4辺全て終えたら、革を縫ったところに余りの革を乗せ、その上から金槌で軽く全体を叩きましょう。縫い目の穴が塞がることで、きれいな見た目に。



「革を切ったり、穴を開けたり。初めての作業で少し時間がかかりましたが、縫っていくとどんどんフォトフレームの形になっていって楽しめました」と松元。

完成したフォトフレームには、子どもの写真を挟んで両親へのプレゼントに。「自分用にもつくって、職場のデスクに飾ったり、持ち歩くのも良いですよね」。

自分でつくることで、特別な思いが詰まったフォトフレーム。つくった後も、革の魅力を楽しめるのが素敵なところ。お気に入りの写真と一緒に、革の味わいも深まりますように。ものづくりの楽しさを一緒に味わいませんか。


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