1. 私の、贅沢な時間 VOL.2 「感性を養う時間」

VOL.2

「感性を養う時間」

心が満たされるまで、自分の好きなことをしながら過ごす。
そんな、ささやかだけど贅沢な気持ちになれる時間を、
個性派ぞろいの土屋鞄スタッフに尋ねてみました。
皆さまは、「贅沢な時間」をどのように楽しまれていますか。

今回は、鞄のデザインを担当している
スタッフ・舟山の「贅沢な時間」をご紹介します。

小さいときから、自然が育んだユニークな造形や色をあれこれ見て回るのが好きだった。だから私にとって、博物館は“宝島”みたいなところだったりする。中でも、以前からの一番のお気に入りが、東京・上野にある「国立科学博物館」。

1931年からたたずむこの博物館の建物は、重要文化財なのだそう。何度も来ているのに、この歴史のある入り口を見るといつもワクワクしてくる。今日は何を見ようかな。どんな発見が待っているかな。ほのかな期待を胸に、真っさらな気持ちになって入っていく。


自然から生まれたさまざまな形に触れるたび、純粋に好奇心が満たされて楽しくなる。さらには、人間の想像力では思いもよらない自由な形から、新しいデザインの着想を得られたり・・・。常設展も、行くたびに新しい気付きがあるから、何度でも足を運んでしまう。

巡るところは、その日の気分次第。見たいものがありすぎていつも迷うけど、今回は、「地球館」を見学することに。化石や鉱物、動物や植物、肉眼では見られない小さな生き物たち・・・ただ眺めているだけでも楽しくて仕方がない。


「どうしてそんなふうに?」「そうくるか!」・・・人間の想像を超えた色や形の奔放さに、驚いたり、感心したり、ため息をついたり。自然の造形に触れるたび、頭が柔らかくほぐれていく気がする。

もっと自由で良いんだ。自分に素直でいれば良いんだ。ここに来ると、自然からそんなエールを送られて、人間の世界の常識やルールから解放されていくような気持ちになる。

感性のアンテナにビビッときたものは、迷わずスケッチ。感動を忘れないようにということと、目で見るだけでなく、描くことで、手の動きからもその造形の面白さを感じたくて。目から入ってくるものとはまた違った発見が、手から伝わってくることも多い。

そうしてスケッチブックが埋まっていくと、自然が持っている“創造力”が自分の血や肉になっていく気がして、何だかわくわくしてくる。

博物館でスケッチしてきたものから鞄のアイデアが浮かんできたら、気の赴くまま、自由に形にしてみる。製品として実現できるかどうかは、ひとまず考えない。思い浮かんできたものを、そのまま描いてみる。博物館に行くと、後でそんな楽しい時間が増えていくのもうれしい。

そうして鞄のラフをいくつも描いていると、あ、あれもスケッチしてくれば良かった、あれはどうなっていたっけ、などと思うこともしばしば。それで、描いているそばからまた博物館に行きたくなってしまう。今度は、あそこを見に行こうかな・・・そんなことをつらつらと夢想しながら描いている時間が、また、たまらなく贅沢な気がする。

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【撮影・取材ご協力】
国立科学博物館 上野本館
〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
(JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分)
ハローダイヤル:03-5777-8600
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
http://www.kahaku.go.jp/index.php



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