1. いまも憧れ続けている、沖縄生まれの大らかな器

「大嶺工房のペルシャブルーの器 」

STAFF / HIROKO SAKURAI
愛用歴7年ほど

いまも憧れ続けている、
沖縄生まれのおおらかな器


夏の日差しに照らされて輝く、透き通った海を彷彿とさせる、大きな器。沖縄・読谷村にある大嶺工房でつくられたもので、20歳のときに初めて訪れた際、私はこの青に、文字通り一目惚れしてしまった。同じ色の大皿が欲しくなったのだが、人気色のために品切れ中。それから毎年のように沖縄を訪れては工房へ足を運び、5年後にやっと手に入れた宝物だ。

“ペルシャブルー”とも呼ばれる気品のある青色は、よく見ると、緑色や黄色も含んでいて、とても奥深い。器全体に広がる色のグラデーションやにじみの感じは、晴れた日のきれいな海そのもので、眺めていると大好きな沖縄の風景を思い出して、心が落ち着く。整いすぎていない丸い形や、裏側にある焦げた焼きムラなんかも、おおらかな味わいで、とても気に入っている。

作家の大嶺さんは「普段使いの器として、毎日のように使ってほしい」とおっしゃっていたが、自分のものになるまでの片思い期間が長かったせいか、この器には、今でも憧れのようなものがある。だから、自宅の食器棚の中でも一番安全な“特等席”に大事に保管しているし、そばにあるだけでうれしい気持ちになる。

ただ、リラックスしたい気分の日や、友人を自宅に招く休日には、サラダやパスタをつくって、盛り付けることもある。青色というと料理を選びそうだが、不思議なことに、この器は和洋中どんな料理でも絵になる。使うことで、色や風合いが変わっていくのが楽しみだし、いつか自分の家庭を持ったら、気取らないおかずを盛ったこの器を囲んで、夫や子供たちと楽しくおしゃべりしていたい。


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