1. 明日のつくり方 ユーザーインタビュー小暮昌弘さん

仕事観の根底にあるのは“備えよ、常に”の姿勢

小暮昌弘さん/編集者


スマートウォッチ、タブレット、スニーカーと、フリーランス編集者・小暮昌弘さんの持ち物は、意外にも最新のハイテクものばかり。“アメトラ”で一時代を築き上げた雑誌『MEN’S CLUB(メンズクラブ)』の元編集長という肩書きから想像する、正統派トラッド紳士とは少し訳が違うようです。

「編集者というのは、出版界の“なんでも屋”なんです。それこそ若手からベテランまで垣根なく、シャツのアイロンがけやパンツの裾上げ、原稿書き、取材時の簡単な撮影、お弁当や手土産の手配まで、あらゆる仕事をスピーディにこなすスキルが求められます。だから道具に頼って楽をできるところは楽をして、限られた時間を最大限に活用する工夫を身につけました。仕事ができる編集者って、まずは“雑用のプロ”であることが必要なんです」

そんな小暮さんは、仕事の準備にも抜かりがありません。一日の終わりには翌日の仕事を想定しながら、必ず鞄の中身を入れ替えているそうです。

「頭の中で“To Doリスト”をつくりながら、明日の服装を決めて、仕事で必要なものを鞄に入れていきます。ファッションブランドの展示会に行くと、資料やお土産をいただくことも多いので、その日に何件回るかによって、必要な鞄の大きさも考えています。さらに、明日会う人に、こういう服装でこういう鞄を持って行ったら、どういう風に思われるだろうって、ちゃんと想像するのも仕事のマナーの一つだと思います。

小学校から高校生までボーイスカウトに所属していたのですが、その創設者が掲げていたモットーが“備えよ、常に”でした。だから昔から何事に対しても準備をする習慣が染み付いていますし、何よりまず、明日のことを想像することが単純に好きなんですよね」

どんな“明日”にも気軽に合わせやすい、ネイビーの仕事鞄


小暮さんには、土屋鞄のブリーフケース 「マグナス ファスナートップブリーフ」 ノーブルネイビーを使っていただいています。ベテラン編集者の傍らに寄り添う、男らしい重厚な仕事鞄。装飾を削ぎ落としたミニマルな表情が、合理的な小暮さんのビジネススタイルにもマッチしています。

「私は撫で肩なので、ショルダーバッグではなくて、こういうハンドルタイプが好みなんです。電車の中ではハンドル部分に腕を通して持つのですが、この鞄は胴面がなだらかにえぐれた形になっているので、ジャケットを着たまま腕を通してもストレスになりません。さらに2本のハンドルの長さが微妙に違って上下にスッキリと重なるようにできているので、手が小さい私でもすごく持ちやすくて便利。見た目の良さはもちろん重要ですが、こういった細かい部分にこだわった鞄は、使っていくうちにどんどん愛着が湧きますよね」

もう一つ意外だったのが、小暮さんが黒や茶の鞄ではなく、ネイビーの鞄を愛用している点です。

「やっぱりファッション畑にいると、黒い靴には黒い鞄とベルト、茶色い鞄には茶色いベルトの時計と茶色の眼鏡・・・みたいに、結構いろんなルールに縛られてしまいます。その点でネイビーの鞄って、黒にも合うし、茶色にも合うし、なにかと万能なんですよね。しかも最近は革靴じゃなくてスニーカーばかり履いているので、ちょっと軽快なコーディネイトにもネイビーは合わせやすいんです。

もっと日本のビジネスマンは、その日の予定やコーディネートに合わせて、いろんな種類の鞄を使ってみるべきだと思います。もちろん一つの鞄と絆を深め、毎日の生活を共にする関係性も素敵ですが、臨機応変に異なる色や形の鞄を使い分けてみたら、新しい自分、さらには新しい明日が見えてくるかもしれませんよ」

小暮昌弘さん
学生時代よりアパレルメーカーに勤務。1982年から婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に勤務。『25ans(ヴァンサンカン)』を経て『MEN’S CLUB』で主にファッションページを担当し、2005〜2007年まで同誌の編集長を務める。2009年に独立してLOST & FOUNDを設立し、フリー編集者として主にファッション誌の編集や執筆に携わる。



都会的なニュアンスをまとった濃厚な紺色が、

洗練されたフォーマル感を印象づける仕事鞄。


新しい鞄との出会いは、新しい"明日"との出会い。
この春のニュースをお届けします。
西新井本店で「マグナス ファスナートップブリーフ」の
実演製作を行います。
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