1. 冬時間を楽しもう Vol.3 レザークラフトに親しもう
レザークラフト

冬時間を楽しもう Vol.3

レザークラフトに親しもう

この冬は、レザークラフトに親しんでみませんか。まずはシンプルな革小物から。
コツコツ手を動かし、形になる喜びは格別です。ギフトにしても喜ばれるはず。

革

天然素材ならではの面白さがある

土屋鞄の大人の方に向けた鞄のデザイナーとして、2年目を迎える関。レザークラフトは休日の楽しみの一つなのだそう。

「革にはいろんな表情があります。シボや血筋、色・・・天然素材ならではの魅力を生かして、バランスを考えながら形にしていくことが面白いですね」

今回、関が提案してくれたのは革でつくるコーヒーフィルターケース。家庭でドリップコーヒーを楽しむときに使うペーパーフィルターを、スマートに収納して取り出すことができます。

「先輩職人と一緒に考えました。初めてレザークラフトに挑戦する方でも、1〜2時間あれば完成させることができますよ。今回はシンプルなヌメ革を使いましたが、お好みの革でつくることもできます」

コーヒーフイルターケースの
つくり方

革

用意するもの

ヌメ革・・・A4サイズ1枚(厚さ0.8〜1.4mmがおすすめ)
ロウ引き糸・・・約60cm ★
フェルト・・・適量
手芸用糸・・・適量
革用針・・・2本(6cmのもの) ★
手芸用針・・・1本
定規
カッター
はさみ(糸切り用)
ハンマー
菱目打ち(4mm幅) ★
ポンチ(直径5mm)
ゴム板 ★
テープ(マスキングテープなど粘着の弱いものがおすすめ)

★がついたものは「レザークラフトキット」に封入されているものをご活用いただけます。

型紙はこちらからダウンロード
※A3サイズが等倍です。
※原寸で印刷する場合は、印刷設定のページ処理で「ページの拡大/縮小」設定を“なし”にして下さい。


1.下準備

革
[1]型紙を実線に沿ってカットする。直線部分は定規をあててカッターで、R部分はポンチを添わせてハンマーで打ってくり抜く。
※カッターやポンチで傷がつかないよう、制作中はゴム板をテーブルに敷く。
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[2]型紙をヌメ革の表にテープでとめる。テープはすべての辺に貼り、しっかり固定する。
革
[3]カッターで型を抜く。R部分と丸穴はポンチをあて、ハンマーで打ってくり抜く。
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[4]型紙②をフェルトにテープでとめ、カッターで切り抜く。2枚同じものをカット。
革

[5]型抜きしたヌメ革に、型紙を再度テープでとめる。

革
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[6]型紙の★(穴のあけ始め)から菱目打ちで縫い穴をあけていく。
※菱目打ちは革に対して垂直に立て、ハンマーも垂直にあてる。
※次の菱目打ちをあてる時、穴をあけた最後のひと目に刃を入れることで穴の間隔が揃う。
※穴をあける部分がゴム板から外れないように注意する。

>>菱目打ちで穴をあけるコツをご紹介している動画はこちら

革


[7]ロウ引き糸1本と革用針2本を用意し、取り付ける。手順はリンク動画へ。

>>ロウ引き糸に革用針2本を取り付ける方法をご紹介している動画はこちら


2.ヌメ革を縫う

革
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[1]型抜きしたヌメ革の裏側が表になるよう広げ、左右を重ねる。「縫い穴-②」から「縫い穴-③」へ針Aを通す。
※糸の両サイドについた針を、それぞれ「針A」「針B」と決める。どちらがAでもBでも構わない。
※「縫い穴-②」と「縫い穴-③」が重なり、「縫い穴-②」が上にくる。

革
[2]針Aを「縫い穴-①」に通し、ふたたび「縫い穴-②」から「縫い穴-③」へ返し縫いの要領で通す。これをもう一度繰り返す。
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[3]針Bを「縫い穴-④」から「縫い穴-⑤」へ通し、ついで針Aを「縫い穴-⑤」から「縫い穴-④」へ通して表に出す。
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[4]表側に出ている針Aをひと目下の「縫い穴-⑥」から「縫い穴-⑦」へ通し、内側にある針Bを同じ穴(縫い穴-⑦)から表側(縫い穴-⑥)へ出す。この動きを繰り返し、縫い進めていく。
※縫い進める際、片側の糸を指で斜めに引っ張りながら縫うと、美しくスムーズに仕上がる。

>>縫い進め方をご紹介している動画はこちら
※1分〜1分50秒ごろをご参照ください。

革


革
[5]ひと目ごとに、2本の糸をキュッと引き、縫い目を引き締めながら縫う。
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[6]「縫い穴-ア」から革の表側へ針Aが出た状態で、ふた目残して縫うのをストップ。
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[7]内側にある針Bをひと目下の「縫い穴-イ」から「縫い穴-ウ」へ通す。波縫いの要領で、ひと目下の「縫い穴-オ」から「縫い穴-エ」へ針Bを通す。

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[8]針Bを「縫い穴-カ」から表に出し、「縫い穴-オ」へ通して「縫い穴-エ」へ。そのままもう一度、「縫い穴-カ」へ入れ、ふたたび「縫い穴-オ」から「縫い穴-エ」へ針Bを通していく。

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[9]続けて針Bを、「縫い穴-イ」から「縫い穴-ウ」へ通し、「縫い穴-ア」から下に重なっている穴へ通す。さらに「縫い穴-イ」から「縫い穴-ウ」へ通すと、針Bが表に出る。

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[10]表裏、すべての縫い穴を縫い切ったらヌメ革を縫う工程は終わり。

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[11]糸をキュッと引っ張り縫い目を引き締め、はさみで根元から余分な糸を切る。
※ロウ引き糸なので、そのまま糸を切ってもほつれにくい。気になる場合は、固結びをしてから糸を切ると安心。


3.フェルトを縫う

革
[1]手芸用糸を玉結びにする。
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[2]縫い代を3mm取り、4.5cmのところまで波縫いをする。
革


[3]4.5cm縫ったら玉結びにして、余分な糸を切る。これを両サイド行う。


4.仕上げ

革
[1]4mm幅、長さ約20cmの革紐をヌメ革から切り出す。
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[2]両サイドを斜めにカット。
革


[3]フェルトをヌメ革のケースに入れ、切り出した革紐を通して結んだら出来上がり。

革


フックや押しピンなどに吊り下げましょう。下からコーヒーフィルターを1枚ずつ引っ張り出して使うことができます。

一本の糸に取り付けた2本の針を、クロスさせながら縫うレザークラフト独特の方法。最初はちょっと難しく感じるかもしれませんが、コツを掴めば「これもつくれる」「あんなの欲しいな」と世界が広がるはず。

ゆったりとした気分のお休みを活用して、トライしてみませんか。


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誰かのことを思い浮かべながら、
お家のなかでクリスマス支度をしませんか。

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