1. 土屋鞄からうまれる、家族のつながり

「レザークラフトキット」で、つながる


16歳。高校二年生という多感な時期を迎えている息子と父親という関係は、やや複雑で日常の会話もなかなか難しい、らしい。土屋鞄スタッフの柳沢と、長男の欧介くん。2人の関係について尋ねると、お互いに「あまり話すことがない」という答えが返ってきました。

柳沢の趣味はレザークラフト。この夏限定販売された「レザークラフトキット」で作り上げたツールボックスに、欧介くんのイニシャルを刻印してプレゼントしました。世界に一つだけ、手作りのアイテムに接した欧介くんの心境に少し変化があったようです。

父から贈られた手作りのプレゼントについて、どう感じたか欧介くんに尋ねてみると
「会社で作ったから、と父から渡されたとき、自分のイニシャルが入っていて驚きました。自分専用っていう特別な感じがして嬉しかったですね。ペンケースとして学校で使っているのですが、中が見渡せて取り出しやすいところが気に入っていて。友だちからも、それどこで買ったの、とか、すごいな、とか言われます。これを父が自分で作ったと聞いて、どうやって作ったのかなと興味がわきました」

今までは家でレザークラフトに取り組む父の姿を見ても、あまり興味を示さなかった欧介くんが自分でも作ってみたいと思ってくれた様子。そこで、実店舗で開催されているカスタムワークショップのデザインに、親子で挑戦してもらうことにしました。
親子でものづくりをするのは、小学生の自由研究以来だといいます。

隣で心配そうに見守る父をよそに、本人はコツをつかみ、どんどん進めていきます。
「ここは垂直にしたほうがうまくいくよ」「そこは力加減に気をつけて」
アドバイスを聞く姿は真剣そのものです。

一緒にものを作るということを通じて、2人の距離がぐっと縮まったのを感じました。
普段はゆっくり話をする機会も少なく、なかなか話も弾まないという2人ですが、欧介くんが毎日使っているというツールボックスは革がやわらかく馴染んで、つやつや。言葉に出さなくても、父からのプレゼントを丁寧に使っているのが伝わってきます。

いろいろと教わりながら、親子で作り上げていく「レザークラフトキット」。出来上がりが楽しみです。

スタッフ柳沢が作ったレザークラフトの数々。
欧介くんによると「夜中によく1人でトントンやっている」そう。
社内で身につけているIDケースや長財布など、どれも丁寧に仕上げられています。

欧介くんがいつか作ってみたいと話していたお財布。
かなり難しい部分もありそうですが、親子で挑戦する日も近いかもしれません。

高校生という時期は、将来の設計図を描いていく大切なとき。
親子で一つのことに取り組んだ経験や、ものづくりに触れて感じたことを、これからに活かしてもらえたらうれしいな、そう感じました。

「ものづくり」の楽しさを体験してみませんか


初心者の方に、難易度の高い部分をピックアップして、
作り方の工程を動画でご紹介。

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