1. 革とながく付き合うために 財布編

毎日手にする財布。
ご自身の財布がどんな様子か、すぐに頭に浮かびますか。

長持ちのいちばんのコツは、愛情をもって財布の様子を気にかけること。
毎日気にかけると、「ここが傷んできたな」と変化に気づくことができます。
目をかける、手をかける。
革は、手をかければかけただけ応えてくれます。
使う際に、ちょっと観察して「目をかける」だけでも、違ってくると思います。
長く使い続けるために知っておいていただきたい、いくつかのポイントをご紹介します。

財布のなかで特にダメージを受けやすい部分は、革が曲がっており頻繁に動かす箇所です。
たとえば長財布や二折財布の場合は、半分に折れてカーブしている部分。
日々使ううちに、だんだんと手入れが必要な状態になっていきます。
このような箇所は、特に念入りにオイルケアを。
革を乾燥から防いでどちらかというとややウェットな状態にしておくと、革が傷みにくくなります。

革は水に濡れると、水ぶくれができてしまいます。
手を洗った後や雨の日も要注意ですが、バッグのなかも油断できません。
気づかないうちに財布がペットボトルの水滴に触れて、濡れてしまうことがあります。

財布に防水スプレーをかけておくと、水濡れを防ぐことができます。
ただし、防水スプレーをかければ万全、というわけではありません。
防水スプレーは革の表面に皮膜をつくり水滴を弾く、いわば「手助け」をしてくれるような存在。
その力を借りつつも、濡れないように心がけることが大事です。


修理のお問い合わせをよくいただくのが、尻ポケットに入れていた財布。
尻ポケットに入れ続けていると財布が大きく反り、型崩れが起こってしまいます。

また、型崩れだけでなく、ポケット内の湿気や汗が原因で気づかないうちに革の表面にぶつぶつとした水ぶくれが。
そしてさらに、その部分がざらざらとした手触りになってしまう可能性があります。
普段はできるだけバッグのポケットに入れてお使いいただくと、ダメージを最小限に抑えることにつながります。

「ユニックリベルタ」シリーズの財布に使われている革は、大量にオイルを含んでいます。
そのため、財布のなかに入れているショップカードなどにオイルが染みだす可能性があります。
また、オイルの影響によって感熱紙(レシート)の印字が消えてしまうことも。
大事なものは紙に挟んだり、小さな封筒に入れて収納すると安心です。

毎日使う財布は、手の汗で少しずつ黒ずみができてしまいます。
できるだけきれいに保ちたい場合は、1日の終わりに乾拭きすることをおすすめします。
柔らかな布で、ささっと。
このとき、財布をちょっと観察しながらやると、早い段階で革の変化に気づくことができます。

ちょっと手がかかりますが、革の特性を知り風合いを味わいながら上手に付き合うことを心がけると、革アイテムを使う楽しみをより感じることができますよ。
お気に入りの財布が長くいい状態を保てるよう、できることから始めてみてください。

もしお手入れの方法でわからないことがありましたら、
店頭のスタッフ(全国11店舗)お客様窓口までお気軽にお問い合わせください。

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