1. 季節を彩る和の色名帳 淡黄

日本

日本には、数多くの「色」の名前が存在します。昔の日本人は、過ぎてゆく季節の風景を、そっと切り取り手元に置くように、色のひとつひとつに、丁寧に名前を付けました。見逃してしまいそうな小さな変化に心をとめる、日本の美学。今日はちょっと一息ついて、色の名前を、呼んでみませんか?

色

日本


淡黄 ( たんこう )

淡黄 とは……淡い黄色のこと。黄色そのものよりも少しばかり赤味を帯びた、優しく柔らかな色が特徴です。写真の花は「蝋梅」。1月頃から咲き始め、寒々しい冬の景色のがひろがる中、まるで春の陽気ような淡くふわりとしたこの黄色を見せてくれます。寒さは最も厳しい時期。寒い中にこそ見出せる美しさと、つい春の訪れを待つ気持ちと、その両方が確かに胸の内に存在するのもこの季節。蝋梅が甘い香りを漂わせ、やがて梅が咲き、そして満開の桜へ想いを馳せる。春を待ちわびながら冬の花の色を楽しむ。ぜいたくな季節でもありますね。

※ブラウザ等の環境によって、色の見え方が異なります。

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