1. No.26 工房研修

革職人

コツコツつくって50余年の工房を、ウロウロとしてみます。
つくる職人、使う道具、できあがったものに近づいたり離れたりしながら、
工房の音や声、匂いを綴るコラムのような、ちょっとしたよもやま話です。

工房

2014/4/25

工房研修

4月に入り風がいよいよ爽やかです。

大きなランドセルを背負う小学生。真新しい制服姿が少しぎこちない
照れくさそうな中学生や高校生。そんな初々しい新入生を見かけると、思わず少し姿勢を正したくなります。この春、私たち土屋鞄製造所にも、何人かの新しい仲間が増えました。

「そう、今の音だと良いですね」
ベテラン職人が声をかけているのは、研修中の店舗の販売スタッフです。土屋鞄では、担当業務に関係なく、順番に「工房研修」を体験します。

「けっこう力がいりますね」と、慣れない手つきでハンマーを握り、革の型抜き作業に奮闘するスタッフ。想像した以上の手作業の量と細かさ、地道な作業の連続に驚いた様子です。

工房の緊張感を肌で感じること、道具や材料に触れ質量を感じること。それが「ものづくり」を知る第一歩。手作業に込めている職人の想いを「工房研修」という体験を通して、少しずつ伝えていきたいと思います。


TOP