1. No.17 deci -デシ-

革職人

コツコツつくって50余年の工房を、ウロウロとしてみます。
つくる職人、使う道具、できあがったものに近づいたり離れたりしながら、
工房の音や声、匂いを綴るコラムのような、ちょっとしたよもやま話です。

工房

2014/01/28

deci -デシ-

本日は、工房で使う単位のお話。皆さんは、日々の暮らしのなかで、どのような単位を使っていますか? 世の中にあるたくさんの仕事の数だけ専門的な単位が存在するように、工房にも革に関する単位があります。

「この鞄は、何デシくらいかな?」といった具合に、革の面積を表すとき、「デシ(deci)」という単位を使います。聞いたことがあるようなないような・・・。デシリットルと同じで10分の1を表し、1デシメートル(dm)は1メートルの10分の1で、10センチメートル。10センチメートル×10センチメートルの1デシ平方メートルを皮革業界では「1デシ」と呼びます。

牛(成牛)の革の半裁(2分の1)で、250デシ程度が一般的なサイズです。製品を企画、デザインするときには、革の無駄は、できるだけ少なくが心情。命あった素材ですから心から大切に。

さて、革の単位についてお届けしました。街で見かけた鞄を、あれは○デシ! と思わず計算してしまうようになったら、どうぞ鞄業界の門を叩いてください。


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