1. No.04 ボビンアパートメント

革職人

コツコツつくって50余年の工房を、ウロウロとしてみます。
つくる職人、使う道具、できあがったものに近づいたり離れたりしながら、
工房の音や声、匂いを綴るコラムのような、ちょっとしたよもやま話です。

工房

2013/10/15

ボビンアパートメント

こちらは昨今、ちまたで流行りのレトロなリノベーション物件。その名も「ボビンアパートメント」。とあるベテラン職人お手製の、とても味わい深い洋式です。

縫製など無縁だよ、という方はご存知ないであろう「ボビン」。ミシンでステッチをかけるときに「下糸」と呼ばれているパーツです。上糸は目立ちたい放題ですが、普段は顔を出さない下糸の調節は、美しいステッチに欠かせません。

使う糸色、それぞれのボビンを常に整理するとなると大変です。そこで職人は、弁当箱を改装してボビンケースをつくったわけです。できる職人たちのまわりには、リノベーションが溢れています。どうです、洒落てるでしょう?


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