1. No.02 脇目もふらず

革職人

コツコツつくって50余年の工房を、ウロウロとしてみます。
つくる職人、使う道具、できあがったものに近づいたり離れたりしながら、
工房の音や声、匂いを綴るコラムのような、ちょっとしたよもやま話です。

工房

2013/10/08

脇目もふらず

本日は、真上から失礼します。あるデザイナーの仕事場です。 才能が先か、努力が先か。賛否両論、結論はでませんが、才能豊かな努力家(謙虚付き)には、むかうところ敵なしであると考えます。

スケッチブックやノートでは足りず、コピー用紙の裏、資料の裏。努力家に無駄な紙はありません。素材と、かたちと、持つ人と。たくさんの条件を想い浮かべながら、あとは、描いて、描いて、描いて・・・机の上はご覧の通りアイデアの山。

「いいデザイナーの線は活きている」。サンプルをつくる職人は、そう言います。「人に愛される素敵な鞄をつくりたい」。本日も、脇目もふらずに黙々と。もの静かなデザイナーの頭上では、情熱が上昇気流をつくっています。


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