鞄工房土屋
革の特徴
■素材の説明

ヌメ革は、植物の渋にも含まれる成分のタンニンで牛の原皮を鞣し、型押しなどの表面加工をほとんど施さずに仕上げた革です。ナチュラルで上質感の高い風合、牛の傷やシワ・血管や毛穴の痕などの自然な表情、素朴な革の匂い、温かな手触りを持つ、最も革らしい革といえます。ヌメ革は、廃棄されても土中で微生物などにより自然に分解され、またその製造工程中に環境を汚染するような有害廃棄物をほとんど出さないため、自然環境に優しい素材として近年その価値が見直されています。

特徴1:傷はつきやすいが、丈夫で長持ちする
ヌメ革は他の革に較べ繊維の目がとても詰まっているので、ひたすら頑丈な革です。丁寧に手入れをしながら使うことにより五年十年と長く使えるのが、ヌメ革の一番の特徴です。表面加工をしないため簡単に傷が付きますが、傷さえも味わいに見えてしまいます。
特徴2:使っているうちに色が深くなってくる
ヌメ革は日光などによって日焼けしたり、手の脂が染み込むことなどによって色がより深いものへと変化します。特にオークやブラウン系では、最終的に「あめ色」と呼ばれる使い込んだ革らしい、何ともいえない味わい深い風合いに熟していくのが楽しみです。
特徴3:使っているうちにつやがでてくる
ヌメ革は使っていく間に受けた日光や熱、マッサージなどの刺激により、革が元々含んでいる脂分が表に染み出し、独特のじんわりとしたつやが出てきます。これが色の変化と並行して革の味わいを深め、ヌメ革を使い続ける事を楽しいものにしているのです。
特徴4:ナチュラルだからトラ、血スジ、シワ、傷痕がある
ヌメ革は最もナチュラルな革なので、動物が元々持っているしわや傷痕(トラ)、血管が通っていた跡(血スジ)がそのまま革に模様として現れます。これらはナチュラルレザーには付きものの特徴で、本革である証左であり、むしろそれが味わいになります。
特徴5:型くずれはクッタリとしてくる革の味わい
ヌメ革は初めのうちはごわごわして固い感じがしますが、使い込んで繊維がほぐれてくると革が馴染み、使われ方にしたがって徐々に形が変わってクッタリとしてきます。この性質を積極的に楽しみ、思い通りの味わいを出せた時の楽しさは他の革では味わえません。
特徴6:水には注意!
革素材が水に弱いということはほぼ常識ですが、ヌメ革は水に濡れるとその部分がシミになってしまいますので、特に注意が必要です。ただし、水シミで色が濃くなってしまった部分も、使い込まれて周りの色が濃くなってくると自然に目立たなくなってしまいます。
 

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