|
そして、この旅に登場するのは当工房の新シリーズ『プシケ』。『プシケ』は、フランス語で“みの虫”の意味。柔らかい素材に仕上げるよう鞣され、更にオイルを含ませ、最後に自然でいて均等なしわが出来るよう丁寧に加工された素材。
その素材感・色見が、秋の優しい落ち葉を、そして更に、その落ち葉に囲まれた“みの虫”を連想させる。落ち葉の持つ独特の温もりは、落ち葉に包まれ、覆われ、目を閉じ自然を体の底へ馴染ませたいと、そう思わせてくれる。丁寧で優しい加工から生まれたこの素材からは、温もりと穏やかさを伝えたい。
気まぐれ旅行のお供、『プシケ』は3種類。
どのタイプも、女性らしい優しいフォルムが魅力。すべてにおいて、『包む』という言葉を連想させる、包容力を感じさせるデザインとなった。
車の外に鮮やかな木々が広がる志賀高原の白樺の森。
全身に土の香りを含んだ空気を吸い込みながら歩くと、カサッ、カサッと落ち葉を踏み締める音がリズミカルで愉しい。白樺に囲まれた、ぽっかりと開けたこの空間、広場、見上げると、蒼い空が丸く丸く広がっていた。
この不思議な静けさが漂うこの空間に、ぽつんとプシケ。
|