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「デッチ同士の、コラボレーション計画」
ミシンたちも、そして職人たちも休みのはずの春先のある日曜日。静まり返った工房の作業台に、ドンっという活気ある音を立て目新しい革を広げ、鞄を作り始めたのは伊澤だった。「広告関係の仕事をしてる大学時代の友達の結婚祝いにさ、夫婦二人で共用できるトートをプレゼントしようと思って」。そう嬉しそうに話す伊澤の手先は、考えるより先にまるで急ぐかのようなピッチで動いていた。それもそのはず、今回伊澤はかねてから計画していた、友人とのコラボレーションで鞄を製作しようと言うのである。学生時代からの友人であり、伝統工芸師の組紐(くみひも)職人を目指す同じデッチ仲間でもある田畠さんと、このトートの共同製作を思いついた。バッグの母体部分を伊澤が製作し、持ち手には田畠さんの製作した組紐を起用するという、オリジナルのトートバッグである。
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