1. 「シボ」ってどんな表情?

WHAT'S THIS LEATHER'S PATTERN?
「シボ」とは?

革の表情の説明でよく見かける言葉、「シボ」。ちょっと聞きなれない言葉ですが、これは漢字で「皺」と書き、表面にちりめん状に細かく寄った不規則なシワ模様のことを指します。転じて、立体的なふくらみのあるシワ模様全般、さらにはオーストリッチ(ダチョウ)の革のようなブツブツ模様まで示すようになりました。そんなシボは革以外の素材ではあまり見られないため、革独特の表情として人気がありますが、これは一体、どのようなものなのでしょうか。

STEP 1
シボのつくられ方

革の表面にシボを付ける方法は大きく分けて、2通りあります。そのうち最も多く取り入れられるのが「空打ち」で、回転ドラムの中に鞣した革だけを入れて撹拌することで自然なシワ模様を付けます。

もう一つの方法は「シュリンク」で、これは革の表面を収縮剤でキュッと縮ませてシワシワにするものです。パッと見は似ている両者ですが、空打ちの革は線維がほぐれているため柔らかく、シボも大小様々になります。一方、シュリンクの方は革の表面が収縮しているため、シボの目も詰まった印象となってきます。


空打ちの例(写真)

1 鞣した革を、大きな回転ドラムの中へ

2 回転ドラムを回して、革を撹拌させます

3 大小様々のシワの付いた革が出来ます。

STEP 2
シボの大きさの違い

シボの目の大きさは、線維の密度によって違ってきます。基本的に密度がゆるく目が粗いとシボが大きくなり、肌目が細かく線維が締まっているとシボが細かく、粒揃いになってきます。それでは、「トーンオイルヌメ」シリーズの素材・オイルヌメ革を例に取って、身体の部位によるシボの差を見てみましょう。

【首・肩】大きくて、深いしわ

「ショルダー」と呼ばれる首から肩までの部分は、線維が粗いので大きく深いシボができやすいです。

【背・腰】 細かくて、粒揃い

「バット」という背中から腰にかけての部分は、もっとも線維が密で肌目細かく、均質に近い箇所。そのためシボも細かく粒の揃ったものに。

【腹・脚】大きくて、ぶくぶく

もっとも線維が緩くて肌目も粗いのが、「ベリー」と呼ばれる腹から足までの部分。大小バラバラで立体感の高い、とても個性的なシボができます。

STEP 3
シボの魅力って何?

「トーンオイルヌメ ショルダー」を愛用しているスタッフ・佐藤に、シボの魅力について聞いてみました。

場所ごとに違うシボの表情が楽しくて、
ずっと眺めていても飽きません。

ほら、見てください。フラップの表は粒々でベルトの裏はつるつる。見事なくらい、シボの表情が違うでしょう? 僕の「トーンオイルヌメ ショルダー」はそれぞれの場所にしっかり個性が立っていて、ずっと眺めていても飽きが来ないんです。

なかでも一番気に入ってるのが、フラップの裏にあるワニ革の鱗みたいなシボ。社内に同じショルダーを使っている人はたくさんいるんですけど、こんな感じのはちょっと見たことないです。それが、ひそかな自慢ですね。しかもここって、自分しか見られないところじゃないですか。だから中を開けてここを見るたび、自分だけの鞄なんだって愛おしくなってきます。

スタッフ・佐藤がシボを楽しむ
「トーンオイルヌメ」はこちら

あなたの革は、どんな表情をしていますか?

粒が大きかったり、細かかったり。彫りが深かったり、つるつるに近かったり。バリエーション豊かなシボたちは、革の顔を世界に一つだけのものにしてくれる印象深い個性派俳優。あなたの革製品にあるシボたちは、どんな表情であなたを楽しませていますか?


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