1. OTONA RANDSEL 工房見学

“最も複雑な鞄”ともいわれるランドセルをモチーフにした
の部品の数は、なんと約130個。
それだけ多くの職人たちの手が、製作に必要とされます。

そんなの製作の模様を、
動画で少しずつご案内いたします。 

Vol.1  経験の“眼”がものを言う、革の下準備。

革の品質と状態をじっくりと確かめる「検品」。
大きな革の中からそれぞれのパーツを抜き出す「裁断」。
そして、各パーツに適した厚さに整える「漉き」。

ここでは、長年の経験で培われた“眼”が大事です。
下準備の精度が、その後の全てを決定します。

Vol.2  目と指先の感覚を研ぎ澄ます、ハンドルの形づくり。

肩ベルトの付け根にある、大きく弧を描いたハンドル。
でもここで使われるパーツは、平らな革と真っ直ぐの革芯だけです。
はじめから曲げられているパーツは1つもありません。

それを目と指先の感覚を頼りにして、同じカーブの形に絞り出してゆく。
まるで、職人の手に形が記憶されているかのようです。

Vol.3  ただ滑らかに縫ってゆく。それが、職人の技。

輪郭には微妙なカーブがかかり、裏側には厚くて柔らかなクッション材。
一見ただまっすぐ縫っているだけに見えますが、
揺れやすい不安定な状態で分厚いパーツの曲線を縫うのは簡単ではありません。

しかし、そんな難しさを微塵も感じさせることなく、
滑らかに正しく針を運んでゆく。それが、職人の技です。

Vol.4  機械で下地を作り、手と目で仕上げる。

ランドセルといえば、あの独特の形に膨らんだ背中のクッション。
まずは、土台と革の間に硬軟のクッションを挟んでプレス。
できた形を手で整えて、膨らみの脇を定規もガイドもなしに縫製します。

機械はあくまで形をつくるだけ、最後の仕上げは職人の勘が頼り。
ここでは、機械のフォローを人間の手と眼が行うのです。

Vol.5  品格を宿らせる、地道なコバの仕上げ。

角を丸め、丹念に磨き込み、9回にわたって色を塗り重ねてゆく。
に気品を纏わせる、地道な工程です。
塵一つの付着さえ許されない、張り詰めた空気が職人の息を殺します。

身嗜みの目立たないところまで気を遣う人が上品にみえるように、
細かやな仕上げの違いが、鞄に品格を宿らせます。

Vol.6  全てのパーツが一つになる、まとめのミシン。

ミシンからほとばしる振動、糸を切るハサミの小気味よい金属音。
バラバラだった幾多のパーツが整然としたステッチで一つにまとまり、
が完成に一歩一歩近づいてゆきます。

パーツ作りが完璧でも、縫製の一瞬の油断が全てを水泡に帰す緊張の時間。
最後の糸を切るハサミの音が、職人の顔に和やかな笑みを呼びます。

  • 背胴

  • 前胴

  • 連尺

  • マチ

  • ハンドル

  • 細かなパーツ

工房見学」は今回で終了です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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