1. CHRISTMAS INTERVIEW No3

CHRISTMAS INTERVIEW

身近なひとを笑顔に。
暮らしの中で考えていること、しぜんにしていること。
土屋鞄が共感する暮らしやものづくりをしている方々にお話を伺いました。

<br>人に届ける瞬間まで<br class="visible-xs">ストーリーを繋げて、
しっかりと詰めて仕立てる。


人に届ける瞬間まで
ストーリーを繋げて、
しっかりと詰めて仕立てる。

丸 康之

紳士鞄のサンプル製作、製造を担当する土屋鞄の職人。
土屋鞄でのもの作りや鞄職人としての日々について、
またプライベートで作った「贈り物」について話をきいた。

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だれかのために手を動かすと、コミュニケーションが生まれる。職人、丸の話をきいてそうしたシンプルなことを改めて思った。学生の頃からもの作りが好きだったという丸は、紳士用鞄のサンプル製作と製造を担当する、キャリア15年の職人。

基本的にオンオフの切り替えはなく、どんな時も鞄作りについて気を配っているという。「仕事に就いたというより、鞄職人の生き方を選んだと言った方が近いかもしれないです」移動中も、人と会う時も、テレビや映画を見る時も、注目するのはいつも手元の鞄や小物。構造はどうなっているんだろう、素材は?重さは?耐久性は?その疑問は留まることを知らず、常に生活の軸としてある。

父に贈ったコンビ素材のショルダーバッグ。必要最低限の小物+愛用のカメラが入るサイズ感で、週末の相棒として良く使ってくれているそうだ。

そうした日々の中で、丸が贈り物をするとしたら……やはりそれは手作りのもの。「どんなものがいい?というやりとりから始めることが多いですね。渡して終わりではなくて、コミュニケーションが取れるのが良いんです。自分が作ったものだから修繕もできますし」家族や同級生、会社の同僚。要望を聞きながら丁寧に仕立てるという。

「恥ずかしいものは作れないと思ってしばらく断っていたけれど、職人歴10年くらいから段々と応えるようになりました。使ってくれているところを見るとすごく嬉しいし、実験的にやってみた作りとかは、使用感を聞けて面白いんですよ」また、必ずしも完成品ではなく、贈る相手に合わせて説明書つきの手縫いキットを作ることもあるという。そして渡す時は包む袋もしっかりと作るのがこだわりだそうだ。薄く漉いた革や布とのコンビで作った袋は、それだけで嬉しい。

ちなみに丸は、手作りのものを贈る時だけでなく、作りの実演をする際にもこだわりがある。店頭でのイベントの際は作業台にひく革のマットを仕立てて望み、子ども用の展示会にはたくさんの道具を持っていって、子どもとのコミュニケーションツールとして活かす。

「実演の時、職人に対してなにが求められているか考えて、そのちょっと上をいくことを毎回意識しているんです。それをきっかけに鞄職人になりたい、って言ってくれる方もいるんですよ」贈るときも、見せるときも、期待のちょっと上をいく。「モノもイベントも、作って人に届ける瞬間まで考えてちゃんと詰める。そういうのがすごく好きなんです」

身近な人を笑顔にするために、心がけていること。それは丸にとってはもう、無意識でやっていることなのだ。作って終わり、ではなくその先にできる雰囲気や人の反応を想像する。丸のもの作りには、人の笑顔に続くストーリーが繋がっている。まあ、これでいいか、ではなくて、ちょっと自分がドキドキするくらいしっかり作りこむ。丸にならって、そういうクリスマスの準備も、きっと楽しいはず。

INTERVIEW 1
菱川勢一さん 飯野圭子さん

INTERVIEW 1
菱川勢一さん 飯野圭子さん

INTERVIEW 2
馬田草織さん

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馬田草織さん

INTERVIEW 3
土屋鞄職人 丸康之

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土屋鞄職人 丸康之

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